流の頭の中の世界。

頭の中のあんなことやこんなことをジャンル問わずに広く浅く、たまに深く

人は見た目じゃない。でもそれ以上に、経歴は見た目じゃない!

こんばんは。流です。

 

突然ですが、みなさん。

 

自分という人間を見た目で評価されたらイラっとしませんか?

 

少なくとも私は嫌です。

 

「人は見た目じゃない。」

 

誰もが一度は聞いたことのあるフレーズだと思います。

 

今回はそんな「見た目」に関する採用の現場でのお話。

 

端的に自分の魅力を伝えられる道具 

 

今更ながら私、流拓巳は新卒採用担当をしております。

※たまには真面目に仕事の話も書きます 笑

 

新卒採用といえばつきものなのが、エントリーシートや履歴書、そして自己PR。

 

就活を経験した方なら、少なからず一度くらいは記入したことがあるのではないでしょうか?

 

近年では就活用の逆求人系媒体やスカウトサービスがたくさん生まれ

企業との出会い方も随分と多様化して来ました。

 

経歴と自己PRをwebサービス上に登録しておけば、

興味を持ってくれた企業から勝手にスカウトが来る。

 

実に便利な時代です。

 

便利なのは もちろん就活生側にとってだけではなく、

企業の採用担当にとっても同じです。

 

膨大な登録者の中から自分の目で会ってみたい方を探し出し

直接オファーを送ることができる。

 

何ともwin-winなシステム。

 

この時、我々採用担当が参考にするのが

いわゆるエントリーシートや自己PR。

 

これらにはたくさんの項目がございます。

 

企業の規模やスタンスにはよりますが

やはり、より大事なのは

 

大学名や顔写真などの 「見た目」

 

ではなく

 

インターンでの実績やボランティアの活動履歴などの「中身」

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて話をしたいのではない!!!

 

 

 

そんな綺麗事を言うためにわざわざ投稿しようと思ったのではない!

※もちろん上記内容も間違いではないのだが

 

 

今回伝えたいのは

 

 

 

 

就活生の8割は、知らず識らずのうちに

 

「見た目」だけアピールしちゃってるぞ!

 

 

という話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

経歴における「見た目」と「中身」のお話

 

さて、

「自分はそんな8割には入っていない。2割側の良い事例だ。」

 

と思った、みなさん。

 

ここから先は、自分のESや自己PRページを開きながら読んでいただきたい。

 

 

私は今年の3月に新卒採用担当になって以来

 

数百人分のアピール項目をみて来た。

 

ほとんどの場合は以下のようなことが書かれている。

=========

私は体育会の◯◯部で、チームをリーグ優勝に導いた。

私のチームは例年、◯回戦で敗退していたが

私たちの代ではチームで協力して~

最終的には歴代最高記録のリーグ優勝を果たしたのである。

=========

私は途上国支援を行う学生団体を立ち上げて、

◯◯国の子供たち、◯百人に対して教育を行った。

現地の方々からはとても感謝され~

=========

私は大学1年時から、◯◯社の長期インターンマーケティングを担当し、売り上げを10倍まで伸ばした。

最終的には顧客数◯◯人という目標を大幅に超えて〜

=========

※どの事例も、一般化して記載したものであり

実在する個人を指したものではございません。

 

 

今回私が言いたいのは、上記のような例は、

どれも「見た目」だけで判断してくださいと言っているのと同じだということである!

 

イケメンは見た目だけでも十分素敵だが、

人間、大切なのは顔だけじゃない。

できれば、性格や頭の中(どんなことを考えているのか)まで見て欲しい。

 

これがいわゆる「人は見た目じゃない」の大まかな意味だと思います。

 

では今回取り上げた自己PRはどうだろう。

確かに

「部活を頑張ってリーグ優勝」

「途上国の支援」

インターンで数字を出す」

 

どれも、一目でわかるくらい素晴らしい。

 

「実績」としては申し分ないであろう。

 

ただ、これらはあくまでも「見た目」なのである。

 

「実績」を出すのはもちろん大切なことです。

しかもとても難しいことです。

 

しかし

「実績」を見るだけではその人の中身はまるでわからない。

 

 

我々が

 

少なくとも私が

 

本当に知りたいのは

 

「中身」である。

 

もっとわかりやすくいうと

 

「何をやったのか」だけでなく「なぜやったのか」

 

「どんな結果か」だけでなく「何を感じたか」

 

である。

 

 

あなたと同じ実績を持つ人はたくさんいるかもしれません。

 

しかし、その実績を出すまでに

・なぜ始めたのか

・なぜ続けたのか

・何がモチベーションだったのか

・何に気づいたのか

・自分の中で何が変わったのか

そしてこれからはどうしたいのか

 

これらは他の誰とも違う、自分だけのストーリーになっているはずです。

 

そう言う意味で先ほどのPR文は実に勿体無い!!

 

実績は同じでも、

モチベーションの源泉が何かによっては

どんな環境ならそのエネルギーに再現性があるのかは変わってくる。

 

最終的な実績には満足していなくても

動機と学びが分かれば、次の道を示せる。

 

 

出した実績は一目でわかる「見た目」。

 

もちろん見た目も大切。

 

しかし、できれば「中身」の魅力も教えて欲しい。

 

 

素敵な「中身」が伝わってくるPR文が

増えていくことを願っています!!