流の頭の中の世界。

頭の中のあんなことやこんなことをジャンル問わずに広く浅く、たまに深く

『一年目なのにすごいですね問題』の乗り越え方を、お笑い界から探ってみた

こんにちは。Gaiaxの流拓巳です。

 

前々回のBlogでも触れましたが、

ようやく社会人生活2年目に突入しました!

nagaretakumi-atamanonaka.hatenadiary.jp

  

この一年間、周囲の方々のおかげで、

本当に自由に、やりたいことをとことんやってこれました。

ありがとうございました。

  

   

実は、そんな流が、

今恐れていることが一つあります。

  

 

それが

 

 

 

 

 

 

『一年目なのにすごいですね問題』

 

 

これ、どういうことかといいますと、

入社一年目の間は、

社外に出てゆき活動すると、

  

必ずと言っていいほど、

「まだ一年目なのにすごいですね!」

と言った類のお言葉をかけていただき、

可愛がっていただくことがきました。

そんな方々にいろんなチャンスを頂いたおかげで成長できました!これからもよろしくお願いいたします。

 

 

この言葉が意味するところは、

場合によって様々で、

 

一年目なのに

・積極的に外に出ていて

・会社理解度が高くて

・会社愛が強くて

・持論を持っていて

・自分のミッションを持っていて

すごいですね。

 

などかと思います。

 

全体としては、単に行動力を褒めていただいているケースが多い気がします。

もちろん一定割合はお世辞だと自覚しておりますが!

  

  

しかし、これはある意味ビギナーズラックのようなもの。

 

 

そういえば、以前、何かの記事で、

サイバーエージェントの藤田社長も、

 

「ビギナーズラックが起こるのは偶然ではない。

物事は複雑にするほど上手くいかない。

始めたばかりの人は、

「経験」と「知識」がないからこそ、

スピーディーかつ大胆に動けてビギナーズラックを起こす。」

 

というようなことをおっしゃっていたと思います。

 

2~3年前だったかな?

 

  

私が、この一年間で様々なチャンスを掴めたのも、

「持っているもの」が少ないからこそ、

フットワークが軽く、時には大胆に動けたおかげかなと改めて思います。

 

 

さて、そんな私、

ついに後輩社員を迎えてしまいました。

それも、とびきり優秀な。

www.gaiax.co.jp

 

 

そして、HRの世界にも、

この4月の多くの方々が飛び込んできたことと思います。

 

 

私の基本スタンスとしては、

仕事は一人でやるものではなく、

全ての人が当事者意識を広く持って、

助け合いながら価値を生んで行けれな良いな。

というものなのですが、(もちろん社内外問わず)。

  

やはり、大勢のビジネスマンの中で、どのように自分の価値を社会に向けて発揮していくのかという問いには、常に向き合わざるをえません。

  

特に私は極度の心配性なので、

いつ、自分の価値が陳腐化してしまうかと不安なまま日々を過ごしています。

 

 

そんなことを、考えている最中、

そういえば、

若くして、人目に触れると一気に世間から注目される業界があるなと思いました。

  

それが、私が大好きな「お笑い界」です。

  

ちょっと、余談ですが、私は昔からお笑いが大好きです。

特に一番好きなのは漫才で、ライブもよく見に行きます。

しかし、「お笑い芸人」という生き物そのものも愛しており、

ラジオや聞いたり、記事を読むのも大好きです。

  

この業界では、毎年のように新たなスターが誕生するのですが、

芸歴1年目、コンビ歴1年目といった「ビギナー」が、

一気にスターダムにのし上がることも珍しくありません。

   

最近でいうと、

さほどお笑いが大好きというわけではない方でも、

デビュー間もない

8.6秒バズーカー

厚切りジェイソン

フースーヤ

にゃんこスター

の中から、一組くらいは名前を聞いたことのではないでしょうか?

   

しかし、急上昇することもあれば急降下するのも早いのがこの業界。

その後も活躍し続けることは簡単ではありません。

 

 

今回は、そんなお笑い界で、

デビュー1年目から活躍し、

その後も活躍し続けている方々を分析し、

スタートダッシュ後に、走り続ける術を探ってみます。

ここから何か見出せれば、お笑い界だけでなく、

それぞれのキャリア形成に活かせるのではないかと思います。

  

今回、活動を参考にさせていただいた芸人さんは全部で、約10組。

  

よりイメージしやすくするために、

以下の3組をモデルとしてまとめて行きたいと思います。

  

  

  

ナインティナイン

 

 

f:id:Ru136:20180427201609j:plain

(https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=267y より引用)

あえて説明するまでもありませんね。

1990年のコンビ結成以来、

お笑い界を牽引し続けています。

新卒一期生で入社して、そのまま業界の中核を担い続けているかのような印象を受けます。

  

  

 

キングコング

 

f:id:Ru136:20180427201716j:plain

 (https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=119 より引用)

若くしてスターになったコンビというと、

まず真っ先に名前が挙がるのはこのコンビ。

伝統あるNHK上方漫才コンテストで優勝したのは、

なんと養成所を卒業する前。

会社で例えるなら、

内定者インターンの頃から、業界1位の営業成績を叩き出したといったところでしょうか?

 

 

 

オリエンタルラジオ

f:id:Ru136:20180427201849j:plain

 

(https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=137 より引用)

 

私と同世代の方からすると一番ピンとくるかもしれません。

エンタの神様などで、毎週のように見た「武勇伝」。

あのリズムネタができたのは、一年目の時だそうです。

ITベンチャーでたまにある、

新卒入社と同時に新規事業を立ち上げる様子に似ているかもしれません。

 

 

さて、この3組、

それぞれ方向は違えど、

デビューからすぐに注目され、

その後も活躍しつづけています。

 

ちなみに、この他にはロバートなどについて調べて見ましたが割愛。

  

 

若くして注目されるも、そのまますぐに失速して、

二度と日の目を見ることがなくなる芸人さんが多い中。

 

その後も活躍し続けたこれらの芸人さんは何がすごかったのか。

色々と考えて見た結果、以下の3つの傾向が見えてきました。

 

 

1.自分の目指すところは明確にし、その手段は模索し続けている

 

まずわかりやすかったのがこちらです。

どういうことかというと、

自分たちが作りたい世界観、独自のお笑い論

をしっかりと持っており、

それをどこまでも追求しているということです。

 

例えば、オリエンタルランド

彼らは、どんどんお笑いの概念を壊してきました。

武勇伝のリズムネタも当時斬新でしたが、

ENGEI GRAND SLAMで初めて、

Perfect Humanのパフォーマンスを見たときは、

一瞬何が始まったのかわからず、キョトンとしてしまいましたが、

すぐに世界観に引き込まれ、圧巻でした。

「あんなのお笑いじゃない」と言った旨の批判もよく上がっていましたが、

自分たちの目指す世界観が明確に見えているのであれば、

手段は関係ないと思います。

また、その世界観は一人一人違って良いと思います。

 

ナインティナインさんも、

いろんな活動をされていますね。

持っている番組の内容も、パフォーマンスの種類も全然違いますが、

何を見ていても、

どこか「ナインティナインらしい」って感覚ありませんか?

伝わらなかったらすみません。

それが、彼らの目指しているエンターテイメントなのだと思います。

 

キングコングさん、

特に最近の西野さんは、

説明するまでもありませんね。

芸能界広しといえども、

あれほど自分の進みたい方向に正直で、

なおかつ手段も模索し続けている方はいないのではないでしょうか?

 

 

2.それでも基礎は磨き続けている

 

次に、自分の世界観を持ちつつも、基礎は大事に磨き続けているということです。

お笑いの世界でいう基礎といえば、

やはり、「しゃべり」だと思います。

 

今回例に出した3組含め、スタートダッシュ後に活躍し続けている芸人さんは、

やはり喋りが面白い。

 

しかも年々上手くなっているように思います。

 

あと細かいことを言うと、

みなさん共通して、

生で見ると声がデカイです!笑

もちろんいい意味で!

 

 

3.コンビの名前がなくても戦える分野を持っている

 

最後に、コンビとして実績を残しながらも、

それぞれが個人の名前でも活躍している点が気になりました。

 

ナインティナインさんも、

得意分野のやべっちFC やアウト×デラックスなど、

代表的なソロ仕事が目立ちますね。

岡村さんのソロ仕事は挙げるときりがないですね。

 

オリエンタルラジオも、

売れ始めて間もなくしてから、

ソロの仕事が多くなっていたように思います。

藤森さんのチャラ男キャラと、

中田さんのインテリキャラ。

真逆の方向で活躍していて面白いです。

 

キングコング西野さんも、

今や個人の名前を見ることの方が多いように感じます。

 

梶原さんは色々ありましたね、、、

あえて触れません。

 

 

 

 

以上3

1.自分の目指すところは明確にし、その手段は模索し続けている

2.それでも基礎は磨き続けている

3.コンビの名前がなくても戦える分野を持っている

 

 

と言う3点が、スタートダッシュから、

そのまま走り続けるための秘訣なのかなと思います。

 

 

これを自分に置き換えるとするなら、

 

1.自分の目指すところは明確にし、その手段は模索し続けている

 

やはり、自分のミッション、

なんのために生きているのか、なぜ働いているのかを忘れず、

そこに向けて何ができるのかを考え続けること。

その手段は、仕事なのかプライベートでの活動なのか。

社内の職務なのか、社外でのプロジェクトなのか。

 

しっかりと考え続けることだと思います。

 

 

次に

2.それでも基礎は磨き続けている

 

1ばかり考えると、忘れてしまうのが「基礎」。

活躍し続けている芸人さんたちが話術を磨き続けているように、

私も、ビジネスの基礎や人としての基礎を磨き続けなければと思います。

まずは、すべての基礎になる「信頼」からですね。

 

 

3.コンビの名前がなくても戦える分野を持っている

最後に、こちらですね。

自分に置き換えるなら、

会社名、役職名、団体名、学歴などの力を借りなくても、

自分の名前一本で戦える分野を作ること。

こちらは、これから特に意識して生きたいと思います。

 

 

 

今回は、一年目で評価されてから、

そのまま活躍している芸人さんたちから、ヒントを得て見ました。

 

 

とはいえこの一年間で私ができたことなんて、

彼らに比べれば、些細なこと。

であれば、上記3点、

ちょっと頑張るくらいでは、ダメですね。

 

半分以上、趣味の領域の話になりましたが、

これからやるべきことが、少し見えてきたような気がしました。

 

 

もし、みなさんにとっても参考になると幸いです。

 

 

ご拝読、ありがとうございました。