流の頭の中の世界。

頭の中のあんなことやこんなことをジャンル問わずに広く浅く、たまに深く

そのコミュニティを心から愛せるか?

こんばんは。お久しぶりです。流です。

前回ブログを書いたのは2ヶ月も前なんですね、、、

 

まだまだ全然習慣になっていないなあと反省しております。

 

 

 

さて、最近、主に学生の方々から、

 

・企業に入社してから、ずっと楽しそうな人とそうでない人の違いは何だと思うか?

 

・会社選びで後悔しないためにはどうすれば良いか?

 

・いつも楽しそうに働いていますが、どうしたらそうなれますか?

 

といった類の質問をいただくことが増えたので、今回はこの問いに対する私なりの見解を語らせていただこうと思います。

 

結論から申しますと、タイトルにもある通り

 

「そのコミュニティから愛せるか?」

 

が重要だと思います。

 

 

ちなみに今回は、

後悔しないファーストキャリアの選び方

人生の歩み方

という広いテーマではなく。

 

あくまでも「会社(コミュニティ)選び」という、やや狭めなテーマにしていますのでご理解ください。

 

 

 

さて、

 

会社に入社した後に、

ずっと楽しい状態

モチベーションが高い状態

でい続けるための条件にはいくつかの要素があると思います。

 

 

一つは仕事そのもの。

具体的にいうと、

・仕事での成長機会が多いのか

・自分がやりたい仕事をやれているのか

 

もう一つは環境。

・働きやすい環境なのか

・楽しい環境なのか

 

あとは人。

・尊敬できる人たちが社内に多いのか

・周りのモチベーションは高いのか

 

 

どれがより重要なのかは人によると思います。

 

ただ、私は上記全て、その瞬間のものでしかないなと思っています。

 

 

会社も生き物であり、日々状況は変わります。

その中で、当初やりたかった仕事だけをやり続けることができるかどうかなんてわかりません。

事業ポートフォリオだって変わるかもしれません。

成長できるチャンスがあったとしても、それを活かせるのかどうかは本人次第です。

 

環境だって人だって、いつどのように変化していくかわかりません。

憧れだった先輩社員が、自分が入社する前に退職しちゃうなんてこともあり得ると思います。

 

 

そうなった時にも、

モチベーションが高い状態でいられるのか

楽しんでいられるのか

これはすごく難しいと思います。

 

 

だから、私は、

 

そのコミュニティ自体を、自分が心から愛せるか?

 

を重視して見てほしいと思います。

 

この「コミュニティ」という言葉、

必要に応じて、グループだったり、企業だったり、事業部だったりと

置き換えて考えてみてほしいと思います。

 

 

 

「コミュニティ自体を愛せるか?」

 

イメージが難しいと思った方は、

サークルでも部活でもゼミでも構いません。

何か身近な具体的なコミュニティをイメージしてみてください。

 

どんなコミュニティにも、

一人はそこのことが大好きなやつがいませんか?

 

おそらくその人は、

いつも、そのコミュニティのSNS上にいる。

大学生でいうとグループLINEとかにずっといてやたら反応が早い人。

 

もしくは、なぜかわからないけど、

そのコミュニティの雑用とか面倒な役回りをひたすらこなしている。

時々愚痴っているけど、いつもそんなことをしている人。

 

そして、そのコミュニティでイベントとか飲み会とかあると、

とりあえず常に参加している。

 

彼ら、彼女らは、おそらくコミュニティ自体を愛しています。

 

 

このような状態の人たちって、

マリオでいうところのスター状態にあると思います。

 

 

この「コミュニティ自体への愛が強い」状態になると何が起こるのか?

先ほど挙げた様々な要素に左右されずに、楽しい状態でい続けることができます。

なぜかというと、そのコミュニティで起こる全てのことが自分事になるし、楽しめるようになるからです。

 

例えば、仕事。

・仕事を通して成長実感が持てない

全てが自分ごとになっているので、成長機会を絶対逃しません

 

・自分がやりたい仕事ではない

コミュニティの目的と、目の前のタスクひとつひとつを、

結びつけて考えられるようになります

 

次に、環境。

・働きにくい環境だと感じる

理想の状態に近づけるために自分で行動を起こせるようになります

 

・楽しくない環境だと感じる

こちらは精神的な問題。コミュニティ愛が強い状態ではあまり発生しません。

周囲が楽しくなさそうな場合も、自分が楽しませようという思考になります。

何かトラブルが起きても「ヤベエ、どうやってみんなで乗り越えようか!」みたいな

謎にハイな状態になれます

 

最後に人。

・尊敬できる人たちが社内にいない

コミュニティの外に師匠を見つけて、

ちょとでも良いものはコミュニティ内に持ち帰ろうというマインドになります

 

・周りのモチベーションが低い

こちらも、自分ごととして捉えます。

なぜ低いのかを自分で考えて、適切に動こうと思えるようになります

 

 

ちなみに流拓巳という人間は、

ITには強くないし

数字にも弱い

不器用で

地頭だって多分人並み

心配性で思い切りの良さはないし

異性からモテるわけでもない

 

ただし、この「コミュニティを愛する能力」

だけは異常なほど高いと自負しております。

 

だから、新卒採用や経営会議事務局に直接関係ないような仕事も喜んでやっているし、

自分のコミュニティに関する情報発信を沢山しているので常に楽しそうだと言われる。

 

ガイアックスNagatacho GRIDが大好きなので、

サッカーにあんまり興味がなくてもGRIDでのロシアW杯鑑賞会には迷わずいきました 笑

 

自社のC向けのサービスも、当然のごとく全部使ってみたので、

社外の方から何か聞かれても、わりとなんでも答えられます。

 

また、このような状態では、

心配性で自分に自信がない私でさえ、

自己効力感が高まります。

 

なぜなら、コミュニティを心から愛すると、

そのコミュニティで何かうまくいかないことがあると、

考えるよりも先に「自分がなんとかしたい!」と感じ、行動するようになるし、

そのコミュニティをよりよくするために頭を使うことが、非常に楽しくなり、

ポジティブの連鎖がスタートするからです。

 

僕は役員でもなんでもないのですが、ガイアックスの経営課題を自分がなんとかしなきゃと本気で思っていますし、

会社以外の所属しているコミュニティでも、入会まもない頃から、提案等しまくりです。

 

どちらも、我ながら、すごく生意気なやつだなと思いますが、

そんな状態の方が自分は楽しいし、パフォーマンスも上がる。

周りにとっても、少なくともマイナスにはならないはずです。

というか、多分こういう人が少なくなった組織って滅ぶんだと思います。

 

さて、長々と語ってしまいましたが、

ではどうすればそのような愛せるコミュニティを見極められるのか?選択できるのか?

 

まず一番大事なのは、自分自身で選ぶことです。

一番やっちゃダメなのは

親が喜ぶから、

人事に向いてると言われたから、

エージェントの方に勧められたから、

世間からの評価が高いから、

これらの理由で選ぶこと。

 

これらは選択の段階では「理由」なりますが、

後に「言い訳」に変化する可能性が非常に高いです。

 

 

次に大事なのは、

そのコミュニティを、そのコミュニティたらしめるものがなんなのかを見極めること。

 

ガイアックスの場合は、「人と人をつなげる」というミッションです。

私が運営事務局をさせていただいているHRコミュニティ、HR Buddyの場合は、

「人事と経営者がBuddyに。人事同士がBuddyに。」 という世の中を作ること。

どちらもミッション、ビジョンでしたが、

 

ゼミの場合は、

ある領域について他のどのコミュニティよりも深く学べること。

そしてその意欲がある学生が集まっていること。

かもしれませんし、

 

サークルなんかにも、

そのサークルをそのサークルたらしめる何かがあると思います。

 

その要素自体を愛することができ、その要素を享受しながら、

もっと自分の力で最大化させたいと思うことができれば、

おそらく、そのコミュニティを愛せるでしょう。

 

 

 

ちなみに、僕はベンチャーで採用担当をしていますが、ベンチャー/大手の二元論者ではありませんし、

本気でそこを愛せるなら、自分の意思で大企業を選択することも素晴らしいと思っています。

その選択の理由に、知名度や世間からの評価、ましてや「安定してそう」という妄想などが含まれているなら、やめた方がいいと思いますが、

自分が、その大企業「で何をしたい」。その大企業を「をどうしたい」。という思いがあれば、きっとモチベーション高く、ポジティブに働けるでしょう。

 

 

できて間もないスタートアップに、目をキラキラさせている方が多いのは、

基本的に自分で選択した人たちだからだと思います。

 

 

 

 

 

会社でも、サロンでも、サークルでも、

コミュニティを選ぶ際には、

ぜひ、「そのコミュニティを心から愛せるか?」と自分自身に問うてみてください。

おそらく、後から後悔することはないと思います。

 

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